上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
«  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31 »
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--

 おお、やわらかい褥のなかより

 夢みつつ、なかば耳を傾けよ。

 私の奏ずる絃のしらべに

 眠れよ。さらに何を望もうとするのか。

 
 私の奏ずる絃のしらべに

 星々の群は
 
 永遠のおもいを祝福する。

 眠れよ。さらに何を望もうとするのか。

 
 永遠のおもいは

 いや高く、神々しく

 私を現世の喧騒の巷よりたかめる。

 眠れよ。さらに何を望もうとするのか。


 現世の喧騒の巷より

 きみは私をつれなくも隔て、

 私をこの冷気のなかへと遠ざける。

 眠れよ。さらに何を望もうとするのか。


 私をこの冷気のなかへと遠ざけ、

 ただ夢のなかで耳をかす。

 おお、やわらかい褥のうえに

 眠れよ。さらに何を望もうとするのか。


 ゲーテ



(マックス・ピカート著/佐野利勝訳『沈黙の世界』「詩と沈黙-例-」の引用より)
2012.04.29 Comment:0 | TrackBack:0
Secret

TrackBackURL
→http://oddeyefinder.blog83.fc2.com/tb.php/319-c1c998d7