上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
«  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31 »
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--
わたしは自然が語ることば、

それを自然はとりもどし

その胸のうちにかくし

もう一度語り直す。

わたしは青空から落ちた星、

みどりのじゅうたんの上に落ちた星。

わたしは大気の力の生んだ娘、

冬には連れ去られ

春には生まれ

夏には育てられる。

そして秋は私を休ませてくれる。


わたしは恋人たちへのおくりもの

また婚礼の冠でもある。

生者が死者に贈る最後のささげものも

わたし。

朝がくると

わたしとそよ風は手をたずさえて

光来たれり、と宣言する。

夕には鳥たちとわたしは光に別れを告げる。


わたしは野の上にゆれ動き

その飾りとなる。

わたしの香りを大気にただよわせ、

眠りを深くし、

夜のあまたの眼はわたしをじっと見守る。

わたしは露に酔いしれ

つぐみの歌に耳を傾ける。

叫ぶ草たちのリズムにあわせて踊り、

光を見るために天を仰ぐけれど、

それは自分の像(イメージ)をそこに見るためではない。

この知恵を人間はまだ学んでいはしない。


『ハリール・ジブラーンの詩 花のうた』神谷美恵子訳
2008.03.23 Comment:0 | TrackBack:0
Secret

TrackBackURL
→http://oddeyefinder.blog83.fc2.com/tb.php/83-47bf0d83