上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
«  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30 »
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--

 疲れ果てた時の、疲れた心よ、

 善・悪の網をきっぱりと切って、来い、

 再び笑え、心よ、灰色の薄明のなかで。


 お前のアイレは、いつまでも若い、

 露はいつも輝いて、薄明は灰色だ、

 中傷の火に焼かれながら、

 希望はなく、愛も失われていくけれど。

 来い、心よ、丘が丘に重なるところへ、

 そこには、虚ろな森と、丘をなす森の、

 神秘的な兄弟たちがいる、

 そこでは変わっていく月がその意思を遂げ、

 神は佇んで寂しい角笛を吹き、

 「時」と「この世」とはいつも飛びさり、

 愛よりも灰色の薄明が優しく、

 希望よりも朝の露が親しいところなのだ。


W.B.イエイツ『 ケルトの薄明』井村君江訳/ちくま文庫
2008.04.19 Comment:0 | TrackBack:0
Secret

TrackBackURL
→http://oddeyefinder.blog83.fc2.com/tb.php/88-aa282cfa